🎥 2025年 おすすめベスト映画️ 🔻
📺️ 2025年 おすすめベスト ドラマ️ 🔻


映画感想

映画の批評・感想です。自分が観て面白かったところや気になった点を深堀りして記事にしています

『万事快調 オール・グリーンズ』感想:楽しくも切ない“不適切”な青春

『万事快調 オール・グリーンズ』ネタバレ感想・考察。ラストの解釈、朴秀美は生存したのか、といった点について解説しています。 第28回松本清張賞を満場一致で受賞した、波木銅の同名小説が原作。 工業高校に通う女子高生を演じた、主演三人の演技が素晴ら…

有吉の壁 劇場版アドリブ大河「面白城の18人」 感想:国宝級??のお笑いネタムービー

有吉の壁 劇場版アドリブ大河「面白城の18人」の感想です。 前回、映画化されたとき観に行けなかったので、今回こそはと行ってきました。 思ってたより、ちゃんと映画になっててびっくり。 ただし、イワクラの演技はTV放送のときからあまり上達してなくて笑…

『架空の犬と嘘をつく猫』感想:言語化しがたい、家族の「憎らしさ」と「愛おしさ」

『架空の犬と嘘をつく猫』ネタバレ感想・考察。30年の変遷を描いた群像劇にも関わらず、非常に受け取りやすく配慮されている、本作の優れた脚本・演出について解説します。 「家族」という、愛しくも憎らしく、ときに煩わしい共同体を多角的に捉えた物語。 …

『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』感想:ドラマの劇場版として有終の美を飾った力作

『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』ネタバレ感想です。 2025年のラストは、本作で締めくくりでした。 実はキントリのドラマシリーズは、シーズン1と直近の2025版しか観ていないようなライトユーザーだったのですが、映画は独立した作品としても楽しめそうとの…

『映画ラストマン FIRST LOVE』感想:ドラマファンにとっては、なまら面白い。ただ、リアリティがないという意見にはアグリーです。

『映画ラストマン FIRST LOVE』ネタバレ感想・考察・レビュー。ラストの船上で、皆実とニナがどうなったのかについても解釈を書いています。また、映画公開に合わせて放送されたスペシャルドラマ『 ラストマン-全盲の捜査官- FAKE/TRUTH』についても触れ…

『雪子 a.k.a.』感想:本音で生きるためには、自分なりの◯◯を持たねばならない

『雪子 a.k.a.』ネタバレ感想・考察・レビュー。本作のテーマと物語の上手さについて語ります。 学校教師としての在り方に迷い、付き合っている彼氏との今後にも迷っている雪子。 彼女が趣味のラップを通じて、周囲の人間関係を変化させ、人生の主導権を取り…

2025年 おすすめベスト映画(主に邦画)

2025年のおすすめ映画・邦画のランキングです。 2025年は、邦画を中心に100本近くの新作映画を観ました。 その中から、お気に入りの作品を紹介します。 褒めている映画の傾向で、なんとなく私の好みが見えると思いますので、サブスク配信時などに、視聴の参…

『アバター ファイヤー・アンド・アッシュ』感想:エイワの謎が進展し、シリーズ完結への期待がさらに高まった

『アバター ファイヤー・アンド・アッシュ』ネタバレ感想・考察・レビュー。本作で明かされたエイワの謎についてやシリーズへの期待を語ります。 最高でした。 ただし、劇場&3Dが前提。 家庭で視聴するなど、映像のアドバンテージが剥落した場合は、さすがに…

『新解釈・幕末伝』感想:薩長同盟シーンは、台本なしと疑うほどのグダグダだが、それ以外は期待どおり

『新解釈・幕末伝』のネタバレ感想・レビューです。面白かったところと、つまらなかったところを紹介しています。 安定のいつもの福田雄一監督作品。 坂本龍馬をはじめとした幕末の偉人たちが、我々が想像するよりも俗人でチャラかったという「新解釈」に基…

『エディントンへようこそ』感想:アメリカという国を、知らなさ過ぎることを痛感した2時間半

アリ・アスター監督作品『エディントンへようこそ』ネタバレ感想・レビュー。 アリ・アスター監督の作品としては観やすい映画だったと思いつつも、別の理由で、けっこう難しい映画だったという感想です。 自分はアメリカという国を、知らなさ過ぎることを痛…

『ふつうの子ども』感想:親の顔が見てみたい → 想像以上の親が来る流れは、苦笑するしかない

『ふつうの子ども』ネタバレ感想・考察・レビュー。 気になっていたけど映画館に行けず、アマプラでようやく鑑賞。 学校教育や教諭の欺瞞を批判していたり、ふつうじゃない子どもの象徴として、グレタ・トゥーンベリっぽい人に傾倒する子どもを描くなど、タ…

『ナイトフラワー』感想:ラストで夏希たちはどうなった? 考察するほど恐ろしさが増す結末が秀逸

『ナイトフラワー』ネタバレ感想・考察・レビュー。夏希たちは死んだのか?生き延びたのか?ラストの結末について解説をします。 借金を抱えながら2人の子どもを育てる永島夏希と格闘家を志しながら夜は風俗で働く芳井多摩恵が出会い、金のために違法薬物の…

『消滅世界』感想:神話の逆再生。良い意味で、神を冒涜している作品

『消滅世界』ネタバレ感想・考察・レビュー。タイトルの「消滅世界」が意味することや本作が描きたかったものについて解説します。 人工授精が9割となり、夫婦の性交渉は近親相姦と言われ忌避される。 夫婦と恋人の役割が分離して、SEXは家庭の外でするもの…

『竜とそばかすの姫』感想:鈴はなぜ歌えないのか?母親の事故死とどうつながる?

『竜とそばかすの姫』ネタバレ感想・考察・レビュー。鈴はなぜ歌えなくなってしまったのか?など、本作に秘められた細田守的なテーマについて解説しています。 主人公の鈴は、幼い頃の母親の事故死がトラウマとなり、歌うことができなくなってしまった。 そ…

『未来のミライ』感想:4歳のお兄ちゃんの成長の裏に隠された、もう一つの細田守的テーマ

『未来のミライ』ネタバレ感想・考察・レビュー。子どもの成長の裏に隠された細田守的なテーマについて解説します。 4歳のくんちゃんは、妹のミライが生まれたことで、お父さんやお母さんから、これまでのように構ってもらえなくなり寂しさを感じています。…

『おおかみこどもの雨と雪』感想:親が子どもに贈る言葉は、祈りか?呪いか?

『おおかみこどもの雨と雪』ネタバレ感想・考察・レビュー。本作のテーマや、監督が本来描きたかったことについて言及しています。 本作は序盤で、花が狼男と出会い子どもを授かるが、彼が事故死してしまうという悲劇が描かれます。 そこから、悲しみを乗り…

『兄を持ち運べるサイズに』感想:最低だと思っていた兄の、最低ではない一面を知ることになる4日間

『兄を持ち運べるサイズに』ネタバレ感想・考察・レビュー。中野量太監督らしさにも触れながら、本作に託されたメッセージについて解説します。 何年も会っていなかった兄(オダギリジョー)の突然の訃報を受け、妹の理子(柴咲コウ)は遺体を引き取りに東北…

『湯を沸かすほどの熱い愛』感想:監督が観客を信じなかったせいで、傑作になりそこねた怪作

『湯を沸かすほどの熱い愛』ネタバレ感想・考察・レビュー。ラストの赤い煙の意味やその表現の是非について解説しています。 とんでもない怪作。 本作は、余命を告げられた双葉が、人生でやり残したことと向き合う物語です。 彼女が亡くなるまでの2〜3ヶ月…

『金髪』感想:観てビックリ。金髪の話じゃなかった…!

映画『金髪』ネタバレ感想・考察・レビュー。本作が金髪を通じて描いているテーマについて解説しています。 冒頭で提示される「これは金髪の話ではない。私の個人的な話だ」 という主人公・市川のセリフが、そのまま作品性を現していました。 金髪の学生とい…

『TOKYOタクシー』感想:日本人の職業感や他者との距離感を、見事に捉えたローカライズ

『TOKYOタクシー』ネタバレ感想・考察・レビュー。原作のパリタクシーとの違いなど、本作の魅力について解説しています。 物語の大筋は、原作のパリタクシーと同じだが、日本の文化圏で共感される形にローカライズされており、その調整があまりに見事で驚き…

『果てしなきスカーレット』感想:細田守の弱点を、シェークスピアが補っている

『果てしなきスカーレット』ネタバレ感想・考察・レビュー。本作を支持する立場から、酷評の理由やスカーレットの踊りの意味、竜とは何かなど、解説しています。 ハムレットをモチーフとした意欲作。 主人公のスカーレット(芦田愛菜)は、原作と異なり女性…

『坂元裕二論』書評:坂元裕二が、一貫して描こうとし続けているテーマとは何か?

『坂元裕二論』の感想・書評です。 脚本家の坂元裕二氏について、過去の作品から最新作まで批評しながら、彼が一貫して描こうとしたものや、彼の思想の変遷について迫った一冊。 坂元裕二氏には、恥ずかしながら関心を持ったのがここ数年のことなので、本書…

『平場の月』感想:青砥の優しさは間違いだらけ。でも、そんな青砥だから須藤は心許せた。

『平場の月』ネタバレ感想・考察・レビュー。青砥は須藤の嘘をなぜ見破れなかったのか、須藤の思う「夢みたいなこと」とは何だったのかなど、解説しています。 この映画は、観客の誰一人として、真なる意味では青砥に同調できないのではないか。 なぜなら青…

『花束みたいな恋をした』感想:本当は、似た者同士ではなかった2人の恋

『花束みたいな恋をした』ネタバレ感想・考察・レビュー。2人が別れる際に泣く理由の違いや、そもそもなぜ別れてしまうのか。そして、絹は浮気をしていたのかなど物語について解説しています。 大学生の麦と絹が、付き合って別れるまでの5年間を描いた作品…

『旅と日々』感想:旅の概念を「映画」という形に結実させた、珍奇な傑作

『旅と日々』ネタバレ感想・考察です。本作は何を伝えたいのか、一体何が素晴らしくて評価されているのか、自分なりの解釈で解説しています。 『旅と日々』は、第78回ロカルノ国際映画祭のインターナショナルコンペティション部門に出品され、日本映画として…

『きみの鳥はうたえる』感想:大人的モラトリアムの甘い憂鬱と、その終焉

『きみの鳥はうたえる』ネタバレ感想・考察です。本作のタイトルの意味や描かれるテーマについて解説しています。 地方都市を舞台にした、僕(柄本佑)と静雄(染谷将太)、佐知子(石橋静河)の3人の友情と愛情の三角関係の物語。 怠惰で心地良くも、あや…

『少女は卒業しない』感想:なぜ“卒業しない”というタイトルなのか? ラストはBad・Goodどちらにも解釈できる

『少女は卒業しない』ネタバレ感想・考察。タイトルの意味や駿が亡くなった理由などについて解説しています。 少女4人の卒業式までの2日間を描いた群像劇。 描かれるのは4者4様の恋愛模様で、描かれる2日間のストーリー自体に突飛さはないにも関わらず…

『てっぺんの向こうにあなたがいる』感想:人生は「下り道」を、どう歩くかで決まる

『てっぺんの向こうにあなたがいる』ネタバレ感想です。本作が描きたかったテーマについて解説しています。 女性で初めてエベレストの登頂を成功させた登山家・田部井淳子をモデルにした物語。 本作では、田部井淳子ではなく、「多部純子」という名前になっ…

『愛なのに』感想:多田の言う「気まずさ」に着目すると、ピュアな恋愛模様が見えてくる

『愛なのに』ネタバレ感想・考察です。女子高生が年上男性に恋する設定が気持ち悪いと言われることもある本作ですが、実は描かれている感情はとてもピュアなものなので、その点について解説しています。 この映画、すごく面白かったです。 作り手の「偏愛(…

映画『爆弾』ネタバレ感想:ジョーカーでもない、ハンニバルでもない、日本的ダークヒーローが誕生

映画『爆弾』ネタバレ感想・考察です。物語の構造やスズキタゴサクが観客に提示したものとは何だったのかを解説しています。 社会風刺的な側面がありながら、エンタメ度も高い。 映画的なダイナミックさと演劇的な役者同士の掛け合いの魅力が両立した傑作だ…