🎥 2025年 おすすめベスト映画️ 🔻
📺️ 2025年 おすすめベスト ドラマ️ 🔻


映画感想

映画の批評・感想です。自分が観て面白かったところや気になった点を深堀りして記事にしています

『脛擦りの森』感想:せめて寓話にしてくれれば…

『脛擦りの森』ネタバレ感想です。 「岸辺露伴は動かない」シリーズの監督・渡辺一貴と主演・高橋一生が組んだオリジナル作品。 岡山県に伝わる妖怪、脛擦りを映像化した作品とのことだが、これを映画と呼んでいいのか戸惑いがある。 脚本があまりにも素朴か…

映画『炎上」感想:トー横キッズたちの生きる「解像度の低い世界」

映画『炎上」ネタバレ感想・考察・解説。曖昧なまま進んでいく本作の物語を、どのように消化すべきか、自分なりの受け止め方を提示しています。 『炎上』は、宗教二世として育った主人公・小林樹里恵の回顧録的な作品だ。 家庭環境に絶望した樹里恵は家を出…

映画『90メートル』感想:難病を抱える母の決断と覚悟。ヤングケアラーの息子の選択。

映画『90メートル』ネタバレ感想・考察。劇中でのヤングケアラーの扱いや映像演出、演技など作品の魅力について語っています。 ヤングケアラーについて、異なる角度から光を当てた作品。 一般的には、経済的な困窮と介護労働による肉体的、精神的な疲弊とい…

『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』感想:峯田和伸の目の輝き。永遠の思春期。

『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』ネタバレ感想。 「アイデン&ティティ」の田口トモロヲ(監督)と宮藤官九郎(脚本)による青春音楽映画。 郊外の田舎で、写真家になる夢に破れたユーイチは、悶々とした気持ちを抱えながら畜産業の手伝いをし…

『MERCY マーシー AI裁判』感想:アトラクションに近い体験ができる、没入型のアクションスリラー

『MERCY マーシー AI裁判』ネタバレ感想。SF設定の弱さと、一方で、主人公と同化させられるような臨場感ある演出についても触れています。 『MERCY マーシー AI裁判』は、AI裁判により司法が完結する近未来を描いた、SFアクションスリラー作品。 冒頭、主人…

『超かぐや姫!』感想:速くて薄くてエモくて浅い。面白くないのに退屈しない奇跡。

『超かぐや姫!』ネタバレ感想。好きな人にはごめんなさい。結論、つまらなかったという話をしています。 Netflixで話題&劇場版の客入りも順調とのことで鑑賞。 評判通りの多幸感アニメだった。 体感速度は1.25倍 速くて薄くてエモくて浅い 「面白くないの…

『オーロラの涙』感想:倉庫作業者の孤独と貧困。物語に秘められた希望

『オーロラの涙』ネタバレ感想・考察。あらすじの解説や、彼女の貧困的な状況に対する隠れた解釈について語っています。 原題は『on falling』。 「落ちる」や「降り注ぐ」というニュアンスで、この方が本作を紐解くニュアンスとしては近い。 通販倉庫で働く…

映画『#拡散』感想:不快だけど目が離せない。SNSで加速する“正義”と“欲望”

映画『#拡散』ネタバレ感想・考察。ラストの意味や夫婦の関係を紐解きつつ、描かれたテーマについても語ります。 新型コロナウイルスのワクチンを接種した妻の明希(山谷花純)が突然死。 夫の浅岡信治(成田凌)は、クリニック前で遺影を掲げる抗議活動を…

『教場 Requiem』感想:ラストの謎と続編の展開予想|映画としては消化不良だが、シリーズを自己批判する展開は秀逸

『教場 Requiem』ネタバレ感想・考察。風間の左目がどうなったのか。十崎との決着はどうなったのか。本作に秘められたテーマ解説とともに、続編の展開予想もしています。 教場シリーズがついに映画化、ということで楽しみにしていました。 率直な感想として…

『ブゴニア』感想:“大企業のCEO”と“陰謀論者”と“宇宙人”は似たもの同士?

映画『ブゴニア』感想。ネタバレなし(前半)・ネタバレあり(後半)です。ブゴニアの意味や物語の構造についても触れています。 タイトルの「ブゴニア」とは、古代ギリシアで信仰されていた、牛の死骸から蜂が自然発生するという迷信のこと。 ヨルゴス・ラ…

『ロブスター』感想:最後のオチが好き。大真面目にふざけた怪作。

ヨルゴス・ランティモス監督の映画『ロブスター』ネタバレ感想。タイトルの意味や物語の構造、ラストの真相についてなど解説しています。 本作は「コメディ」であると、知った上で観たほうが良い作品。 独身者は施設に強制送致されて、そこでパートナーを見…

『アフター・ザ・クエイク』感想:“わかりにくい”の一言で、切って捨てるには惜しい作品

『アフター・ザ・クエイク』ネタバレ感想・考察・解説。村上春樹の原作らしい不思議な物語について、自分なりの解釈を語っています。 公開当時、時間の都合で観られなくて、パンフレットだけひとまず買っていた作品です。 配信で観ることができました。 村上…

『かくかくしかじか』感想:先生は、ほぼ「描けー!」しか言わないが――、

『かくかくしかじか』ネタバレ感想です。 漫画家の東村アキコ先生が自身の半生を振り返った自伝的な漫画『かくかくしかじか』を、映像化した作品。 テレビCMなどで流れていた、絵画の先生に扮した大泉洋が、「描けー!」と叫ぶシーンがインパクト大で、観て…

『ほどなく、お別れです』感想:泣けたけど面白くなかった、という話をしたい

『ほどなく、お別れです』ネタバレ感想・考察・レビュー。泣けた!けど面白くなかった…という、相反する感想になったので、なぜそうなったのか解説しています。 目黒連と浜辺美波のW主演。 そのほかにも、森田望智、北村匠海、志田未来など登場する人物が超…

『禍禍女』感想:宣伝的には「ゆりやんレトリィバァの映画」のはずだが、南沙良がすごすぎて南沙良の映画になってしまった感

『禍禍女』ネタバレ感想・考察・評価。なぜ禍々女ではなく禍禍女なのか。ゆりやん初監督作となる本作は面白かったのか、つまらなかったのか。率直に語ります。 ゆりやんレトリィバァの初監督作品。 劇場で流れる予告が面白そうだったので、楽しみにしていま…

『クスノキの番人』感想:人から人へ。想いの継承を描いたヒューマンドラマ。

『クスノキの番人』ネタバレ感想・考察。途中で挿入されるラップの是非や幻想的なアニメ表現、物語に深みを与える映画的演出などについて語っています。 東野圭吾の原作では、初めてのアニメ映画化作品。 劇場の予告編をみたときには、伝奇物語っぽいものを…

『安楽死特区』ネタバレ感想:自死と他殺の狭間にある「何か」

『安楽死特区』ネタバレ感想・考察。物語の結末やラストのラップシーンの是非などについて語っています。 安楽死が許可された特区があるという、「if」の世界を描いた作品。 似たテーマで『PLAN75』という作品も話題になりましたが、こちらは年齢が区切りだ…

『恋愛裁判』感想:映画のために、本物級のアイドルグループと楽曲をゼロイチで作ったからこそのリアリティ

『恋愛裁判』ネタバレ感想・考察。裁判の結果やラストにだるま朝日を眺めることの意味など、物語について解説しています。 アイドルの恋愛禁止を題材にした意欲作。 まず驚いたのが、冒頭で披露される、アイドルグループのダンスや楽曲が本物のクオリティだ…

『万事快調 オール・グリーンズ』感想:楽しくも切ない“不適切”な青春

『万事快調 オール・グリーンズ』ネタバレ感想・考察。ラストの解釈、朴秀美は生存したのか、といった点について解説しています。 第28回松本清張賞を満場一致で受賞した、波木銅の同名小説が原作。 工業高校に通う女子高生を演じた、主演三人の演技が素晴ら…

有吉の壁 劇場版アドリブ大河「面白城の18人」 感想:国宝級??のお笑いネタムービー

有吉の壁 劇場版アドリブ大河「面白城の18人」の感想です。 前回、映画化されたとき観に行けなかったので、今回こそはと行ってきました。 思ってたより、ちゃんと映画になっててびっくり。 ただし、イワクラの演技はTV放送のときからあまり上達してなくて笑…

『架空の犬と嘘をつく猫』感想:言語化しがたい、家族の「憎らしさ」と「愛おしさ」

『架空の犬と嘘をつく猫』ネタバレ感想・考察。30年の変遷を描いた群像劇にも関わらず、非常に受け取りやすく配慮されている、本作の優れた脚本・演出について解説します。 「家族」という、愛しくも憎らしく、ときに煩わしい共同体を多角的に捉えた物語。 …

『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』感想:ドラマの劇場版として有終の美を飾った力作

『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』ネタバレ感想です。 2025年のラストは、本作で締めくくりでした。 実はキントリのドラマシリーズは、シーズン1と直近の2025版しか観ていないようなライトユーザーだったのですが、映画は独立した作品としても楽しめそうとの…

『映画ラストマン FIRST LOVE』感想:ドラマファンにとっては、なまら面白い。ただ、リアリティがないという意見にはアグリーです。

『映画ラストマン FIRST LOVE』ネタバレ感想・考察・レビュー。ラストの船上で、皆実とニナがどうなったのかについても解釈を書いています。また、映画公開に合わせて放送されたスペシャルドラマ『 ラストマン-全盲の捜査官- FAKE/TRUTH』についても触れ…

『雪子 a.k.a.』感想:本音で生きるためには、自分なりの◯◯を持たねばならない

『雪子 a.k.a.』ネタバレ感想・考察・レビュー。本作のテーマと物語の上手さについて語ります。 学校教師としての在り方に迷い、付き合っている彼氏との今後にも迷っている雪子。 彼女が趣味のラップを通じて、周囲の人間関係を変化させ、人生の主導権を取り…

2025年 おすすめベスト映画(主に邦画)

2025年のおすすめ映画・邦画のランキングです。 2025年は、邦画を中心に100本近くの新作映画を観ました。 その中から、お気に入りの作品を紹介します。 褒めている映画の傾向で、なんとなく私の好みが見えると思いますので、サブスク配信時などに、視聴の参…

『アバター ファイヤー・アンド・アッシュ』感想:エイワの謎が進展し、シリーズ完結への期待がさらに高まった

『アバター ファイヤー・アンド・アッシュ』ネタバレ感想・考察・レビュー。本作で明かされたエイワの謎についてやシリーズへの期待を語ります。 最高でした。 ただし、劇場&3Dが前提。 家庭で視聴するなど、映像のアドバンテージが剥落した場合は、さすがに…

『新解釈・幕末伝』感想:薩長同盟シーンは、台本なしと疑うほどのグダグダだが、それ以外は期待どおり

『新解釈・幕末伝』のネタバレ感想・レビューです。面白かったところと、つまらなかったところを紹介しています。 安定のいつもの福田雄一監督作品。 坂本龍馬をはじめとした幕末の偉人たちが、我々が想像するよりも俗人でチャラかったという「新解釈」に基…

『エディントンへようこそ』感想:アメリカという国を、知らなさ過ぎることを痛感した2時間半

アリ・アスター監督作品『エディントンへようこそ』ネタバレ感想・レビュー。 アリ・アスター監督の作品としては観やすい映画だったと思いつつも、別の理由で、けっこう難しい映画だったという感想です。 自分はアメリカという国を、知らなさ過ぎることを痛…

『ふつうの子ども』感想:親の顔が見てみたい → 想像以上の親が来る流れは、苦笑するしかない

『ふつうの子ども』ネタバレ感想・考察・レビュー。 気になっていたけど映画館に行けず、アマプラでようやく鑑賞。 学校教育や教諭の欺瞞を批判していたり、ふつうじゃない子どもの象徴として、グレタ・トゥーンベリっぽい人に傾倒する子どもを描くなど、タ…

『ナイトフラワー』感想:ラストで夏希たちはどうなった? 考察するほど恐ろしさが増す結末が秀逸

『ナイトフラワー』ネタバレ感想・考察・レビュー。夏希たちは死んだのか?生き延びたのか?ラストの結末について解説をします。 借金を抱えながら2人の子どもを育てる永島夏希と格闘家を志しながら夜は風俗で働く芳井多摩恵が出会い、金のために違法薬物の…