映画感想
『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』ネタバレ感想。 「アイデン&ティティ」の田口トモロヲ(監督)と宮藤官九郎(脚本)による青春音楽映画。 郊外の田舎で、写真家になる夢に破れたユーイチは、悶々とした気持ちを抱えながら畜産業の手伝いをし…
『MERCY マーシー AI裁判』ネタバレ感想。SF設定の弱さと、一方で、主人公と同化させられるような臨場感ある演出についても触れています。 『MERCY マーシー AI裁判』は、AI裁判により司法が完結する近未来を描いた、SFアクションスリラー作品。 冒頭、主人…
『超かぐや姫!』ネタバレ感想。好きな人にはごめんなさい。結論、つまらなかったという話をしています。 Netflixで話題&劇場版の客入りも順調とのことで鑑賞。 評判通りの多幸感アニメだった。 体感速度は1.25倍 速くて薄くてエモくて浅い 「面白くないの…
『オーロラの涙』ネタバレ感想・考察。あらすじの解説や、彼女の貧困的な状況に対する隠れた解釈について語っています。 原題は『on falling』。 「落ちる」や「降り注ぐ」というニュアンスで、この方が本作を紐解くニュアンスとしては近い。 通販倉庫で働く…
映画『#拡散』ネタバレ感想・考察。ラストの意味や夫婦の関係を紐解きつつ、描かれたテーマについても語ります。 新型コロナウイルスのワクチンを接種した妻の明希(山谷花純)が突然死。 夫の浅岡信治(成田凌)は、クリニック前で遺影を掲げる抗議活動を…
『教場 Requiem』ネタバレ感想・考察。風間の左目がどうなったのか。十崎との決着はどうなったのか。本作に秘められたテーマ解説とともに、続編の展開予想もしています。 教場シリーズがついに映画化、ということで楽しみにしていました。 率直な感想として…
映画『ブゴニア』感想。ネタバレなし(前半)・ネタバレあり(後半)です。ブゴニアの意味や物語の構造についても触れています。 タイトルの「ブゴニア」とは、古代ギリシアで信仰されていた、牛の死骸から蜂が自然発生するという迷信のこと。 ヨルゴス・ラ…
ヨルゴス・ランティモス監督の映画『ロブスター』ネタバレ感想。タイトルの意味や物語の構造、ラストの真相についてなど解説しています。 本作は「コメディ」であると、知った上で観たほうが良い作品。 独身者は施設に強制送致されて、そこでパートナーを見…
『アフター・ザ・クエイク』ネタバレ感想・考察・解説。村上春樹の原作らしい不思議な物語について、自分なりの解釈を語っています。 公開当時、時間の都合で観られなくて、パンフレットだけひとまず買っていた作品です。 配信で観ることができました。 村上…
『かくかくしかじか』ネタバレ感想です。 漫画家の東村アキコ先生が自身の半生を振り返った自伝的な漫画『かくかくしかじか』を、映像化した作品。 テレビCMなどで流れていた、絵画の先生に扮した大泉洋が、「描けー!」と叫ぶシーンがインパクト大で、観て…
『ほどなく、お別れです』ネタバレ感想・考察・レビュー。泣けた!けど面白くなかった…という、相反する感想になったので、なぜそうなったのか解説しています。 目黒連と浜辺美波のW主演。 そのほかにも、森田望智、北村匠海、志田未来など登場する人物が超…
『禍禍女』ネタバレ感想・考察・評価。なぜ禍々女ではなく禍禍女なのか。ゆりやん初監督作となる本作は面白かったのか、つまらなかったのか。率直に語ります。 ゆりやんレトリィバァの初監督作品。 劇場で流れる予告が面白そうだったので、楽しみにしていま…
『クスノキの番人』ネタバレ感想・考察。途中で挿入されるラップの是非や幻想的なアニメ表現、物語に深みを与える映画的演出などについて語っています。 東野圭吾の原作では、初めてのアニメ映画化作品。 劇場の予告編をみたときには、伝奇物語っぽいものを…
『安楽死特区』ネタバレ感想・考察。物語の結末やラストのラップシーンの是非などについて語っています。 安楽死が許可された特区があるという、「if」の世界を描いた作品。 似たテーマで『PLAN75』という作品も話題になりましたが、こちらは年齢が区切りだ…
『恋愛裁判』ネタバレ感想・考察。裁判の結果やラストにだるま朝日を眺めることの意味など、物語について解説しています。 アイドルの恋愛禁止を題材にした意欲作。 まず驚いたのが、冒頭で披露される、アイドルグループのダンスや楽曲が本物のクオリティだ…
『万事快調 オール・グリーンズ』ネタバレ感想・考察。ラストの解釈、朴秀美は生存したのか、といった点について解説しています。 第28回松本清張賞を満場一致で受賞した、波木銅の同名小説が原作。 工業高校に通う女子高生を演じた、主演三人の演技が素晴ら…
有吉の壁 劇場版アドリブ大河「面白城の18人」の感想です。 前回、映画化されたとき観に行けなかったので、今回こそはと行ってきました。 思ってたより、ちゃんと映画になっててびっくり。 ただし、イワクラの演技はTV放送のときからあまり上達してなくて笑…
『架空の犬と嘘をつく猫』ネタバレ感想・考察。30年の変遷を描いた群像劇にも関わらず、非常に受け取りやすく配慮されている、本作の優れた脚本・演出について解説します。 「家族」という、愛しくも憎らしく、ときに煩わしい共同体を多角的に捉えた物語。 …
『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』ネタバレ感想です。 2025年のラストは、本作で締めくくりでした。 実はキントリのドラマシリーズは、シーズン1と直近の2025版しか観ていないようなライトユーザーだったのですが、映画は独立した作品としても楽しめそうとの…
『映画ラストマン FIRST LOVE』ネタバレ感想・考察・レビュー。ラストの船上で、皆実とニナがどうなったのかについても解釈を書いています。また、映画公開に合わせて放送されたスペシャルドラマ『 ラストマン-全盲の捜査官- FAKE/TRUTH』についても触れ…
『雪子 a.k.a.』ネタバレ感想・考察・レビュー。本作のテーマとラップをモチーフにした物語の巧みさについて語ります。 学校教師としての在り方に迷い、付き合っている彼氏との今後にも迷っている雪子。 彼女が趣味のラップを通じて、周囲の人間関係を変化さ…
2025年のおすすめ映画・邦画のランキングです。 2025年は、邦画を中心に100本以上の新作映画を観ました。 その中から、お気に入りの作品を紹介します。 褒めている映画の傾向で、なんとなく私の好みが見えると思いますので、サブスク配信時などに、視聴の参…
『アバター ファイヤー・アンド・アッシュ』ネタバレ感想・考察・レビュー。本作で明かされたエイワの謎についてやシリーズへの期待を語ります。 最高でした。 ただし、劇場&3Dが前提。 家庭で視聴するなど、映像のアドバンテージが剥落した場合は、さすがに…
『新解釈・幕末伝』のネタバレ感想・レビューです。面白かったところと、つまらなかったところを紹介しています。 安定のいつもの福田雄一監督作品。 坂本龍馬をはじめとした幕末の偉人たちが、我々が想像するよりも俗人でチャラかったという「新解釈」に基…
アリ・アスター監督作品『エディントンへようこそ』ネタバレ感想・レビュー。 アリ・アスター監督の作品としては観やすい映画。 でも、別の理由で、けっこう難しい映画だったという感想です。 自分は、アメリカという国を知らなさ過ぎる 陰謀論にハマる義母…
『ふつうの子ども』ネタバレ感想・考察・レビュー。 気になっていたけど映画館に行けず、アマプラでようやく鑑賞。 学校教育や教諭の欺瞞を批判していたり、ふつうじゃない子どもの象徴として、グレタ・トゥーンベリっぽい人に傾倒する子どもを描くなど、タ…
『ナイトフラワー』ネタバレ感想・考察・レビュー。夏希たちは死んだのか?生き延びたのか?ラストの結末について解説をします。 『ナイトフラワー』は、借金を抱えながら2人の子どもを育てる永島夏希(北川景子)と格闘家を志しながら夜は風俗で働く芳井多…
『消滅世界』ネタバレ感想・考察・レビュー。タイトルの「消滅世界」が意味することや本作が描きたかったものについて解説します。 人工授精が9割となり、夫婦の性交渉は近親相姦と言われ忌避される。 夫婦と恋人の役割が分離して、SEXは家庭の外でするもの…
『竜とそばかすの姫』ネタバレ感想・考察・レビュー。鈴はなぜ歌えなくなってしまったのか?など、本作に秘められた細田守的なテーマについて解説しています。 主人公の鈴は、幼い頃の母親の事故死がトラウマとなり、歌うことができなくなってしまった。 そ…
『未来のミライ』ネタバレ感想・考察・レビュー。子どもの成長の裏に隠された細田守的なテーマについて解説します。 4歳のくんちゃんは、妹のミライが生まれたことで、お父さんやお母さんから、これまでのように構ってもらえなくなり寂しさを感じています。…