2025年 夏ドラマの感想まとめです。ランキング形式で、各ドラマの感想を語ります。『こんばんは、朝山家です。』『僕達はまだその星の校則を知らない』が特にお気に入りでした。

2025年の夏ドラマもそろそろ締まり始めましたので、まとめ感想を書いてみたいと思います。
(早期離脱しすぎた作品には触れないでおきます)
※ドラマのスタート直後の感想記事はこちらです。
- 誘拐の日(途中リタイア)
- 初恋DOGs(途中リタイア)
- ひとりでしにたい
- しあわせな結婚
- DOCTOR PRICE
- 19番目のカルテ
- 僕達はまだその星の校則を知らない
- こんばんは、朝山家です。
- まとめ
誘拐の日(途中リタイア)

途中までは面白かったけど、SFっぽい設定が出始めると先が気になる気持ちが削がれていきました。
SF展開ありになると、先読みするためのカロリーがインフレするので、考えるのに疲れちゃったのもある。
かと言って、考えずに見て楽しいドラマでもない…。
映画として2時間くらいのパッケージにしてもらえると、没入して一気に観れた気がするなぁ。
初恋DOGs(途中リタイア)

途中までは良かったけど、話がいつまで経っても盛り上がっていかず、しだいにフェードアウトしてしまった感じ。
役者さんは、場面場面で、繊細な演技をしていて見応えがあっただけに残念(動物も可愛かった)
日本ドラマの良さもないし、韓流の良さも消えてるし、どっちつかずの脚本になってしまった感があります。
日韓合作は、まだまだ試行錯誤のフェーズなのでしょうね。
ひとりでしにたい

冒頭の、親戚のおばさんが孤独死して、遺品のなかから大人のオモチャが出てくる、というインパクトのある展開が話題になりました。
ただ、その後の展開にリアリティがあんまりなかったかも…。
コメディだからリアリティはいらないって理屈もあるだろうけど、世の中に重なるところがあるから、そこからズレたところが「笑える」のであって、根底からズレてしまうとスベってしまうと思います。
綾瀬はるかが年齢のわりに若々しすぎ、暮らし向きも裕福すぎて、テーマを語るには外れ値な設定だったかもしれない。おひとり様の不安を描こうにも、綾瀬はるかが無敵すぎて、一向にそういうふうには見えてこないもどかしさがありました。
あと、ストーリーの点では、佐野勇斗がいくらなんでもハイスペ&イケメンで、彼と付き合わない理由づけが難しくなってしまったような気もします。
ドラマが始まったときは「そう、それそれ!」と、社会に対して言語化できない何かを言い当ててくれそうな期待があったのに、ずっとズレたまま終わった感があります。
似たようなテーマで、三浦透子が主演の「そばかす」という映画があります。
こちらは独身で生きる女性の姿に生々しさがありました。
(目指しているものが違うので、比較できるものではないですが、また別の視点として面白いので紹介しておきす)
しあわせな結婚

謎が謎を呼ぶ前半は、強烈に惹きつけられたのだけど、収束していくに従って、オチの意外性のなさに拍子抜けしてしまった。
実際には、ミステリー要素はそんなに重要ではなかったはずなのだけど、前半の展開に引きずられて鑑賞してしまった感があります。
奇妙な家族によるホームコメディこそが、本作の見どころだったはずなのに、目を曇らせて観てしまったことは心残りです。
ラストは、好きだった本作のトーンに回帰していくような趣があり、よい最終話でした。
寝室を真上から映したラストショットも素敵でした。
2人の並びが「終」の文字に見えなくもなかったけど、たぶん気のせいですね。
DOCTOR PRICE

ドラマスタート時に、テンポがいいと絶賛したドラマ。
結局、最後までそのテンポの良さは顕在で、安定してずっと面白かった。
主人公の助手役を務めた蒔田彩珠のファンになってしまいました。
感情表現が豊かで、人目を惹く演技をする人だなと思います。
最後の一部の展開が、前クールのイグナイトと似ていて驚いたけど、思えば、汚名を着せられた父の無念を晴らすために奮闘するというパッケージすらも、激似であったことに思い至りました。
自分はこういうストーリーが好きなんだなぁ。
19番目のカルテ

安定感抜群。1話完結で患者の病に寄り添っていくリズムが心地よかった。
それだけに、むしろ最終章の赤ひげ先生のエピソードあたりから、逆にそのリズムが崩れたようにも感じました。
最後の方になって、ようやく徳重先生のキャラクターが見え始めてさらに面白くなってきた気もしたので、もうちょっと長く観たかったドラマでもあります。
最終話は、清水尋也が逮捕されて一部差し替えになったみたいだけど、違和感はなかったです。良い最終回でした。
あと、余談だけど、ファーストサマーウイカがめっちゃ良かった。
外科医の美人先生っていうキャラクターがめちゃめちゃハマっていました。
この人、主役級の女優さんみたいな華がある。
並んだときに、小芝風花の薄幸さが際立っていて、いい対比になっていました。
僕達はまだその星の校則を知らない

スクールロイヤーという斬新な視点から描いた学園モノ。
起こる事件や提示される課題が今的で、そこにズバッと白黒つけないところに好感が持てた。
それは、スクールロイヤーが主人公だから可能なんですよね。
法的な観点からはわりと分かりやすい答えが出るので、ドラマ的な割り切れない部分にフォーカスして物語を動かしていけることが、本作の魅力になっていました。
前クールの三上先生とは対極的な作品かもしれません。
「考えてみよう」といいつつ、ドラマ的にはバシッと答えを提示してくる三上先生に対して、本作の主人公である白鳥健治(磯村勇斗)は、心の内にある想いを、優しくすくい上げるように提示する。
また、健治のその眼差しが、現代文教師の幸田珠々(堀田真由)と美しく交差する。
淡い恋愛ストーリーのこそばゆさも魅力でした。
最終回の1つ前の展開は、健治の人間的な前進を力強く描いており、胸が熱くなる展開。ここで最終回でもいいくらいの盛り上がりでした。
あとは最終回を残すのみ。最後まで楽しんで観たいと思います。
(最終回はこれからなので、印象が大きく変われば追記するかも)
こんばんは、朝山家です。

今期、最高のドラマだし、ここ数年で一番好きなドラマでもありました。
ケンカするほど仲が良い。罵倒するほど愛が深い。
を絵に描いたような朝山夫婦が痛快で、毎週、観るのが楽しみだった。
会話劇がメインのドラマだけど、俳優さんの演技がすごくて、最終話も中野君の思い出を語る賢太の隣の朝子(中村アン)の表情がものすごかった。
もうそれしかない!という表情で、個人的には最終回のハイライトはそこかな。
賢太を演じる小澤さんの独白は、言うまでもなく圧巻でした。
あと、劇中劇の夜山家夫婦を演じる、河井青葉と丸山智己の演技も一貫して最高だった。
朝山夫婦を演じる中村アンと小澤征悦の演技の雰囲気を完全に再現してて、役者さんって半端ないなと思いました。
あまりに特徴を捉えすぎているから、それが面白くてまた笑っちゃうんですよね。
子役の2人もすごい。
春太(嶋田鉄太)は、自閉スペクトラム症を抱える難しい役なのだけど、完全にそういう子にしか見えなくて、恐るべき子役だなと。
お姉ちゃんの蝶子(渡邉心結)も、反抗期の女の子がそのまま出てるみたいな小憎らしさ。たまに優しい笑顔を見せるときがあって、そのとき一瞬だけ子どもっぽい表情になるのも良かったですね。
芝居って面白いなと改めて思わせてもらえた、素敵なホームドラマでした。
視聴率があんまりだったらしいけど、こんな風に面白いと思って応援してた人間がいることは、ここで声を大にして言っておきます。
まとめ
特に以下の2作品は、突出して良かったです。
僕達はまだその星の校則を知らない
スクールロイヤーという珍しい職種に光をあてることで、ありがちな学園ドラマが新鮮に生まれ変わった印象を受けました。
作り手が、視聴者の良識を信頼して物語を投げかけてくれている感覚も心地よかったです。きわめて倫理観のバランスが優れた作品で、デリケートなテーマも多々扱いながらも安心して観られました。
こんばんは、朝山家です。
この作品は規格外でした。もはやドラマじゃなくて映画のクオリティ。
小澤さんの演技が、本当にそういう脚本家のようにしか見えなかったし、中村アンの罵倒も「いまのは、やつあたり気味だな」「これは愛情が裏にあるな」というのが、ちゃんと感じられる演技プランになっていて、毎回、2人のかけあいは見応え抜群でした。本当に面白かった。
全8回を通じて、家族4人がみんな少しだけ成長したり関係が深まったりしていて、ホームドラマとしての読後感も良いものでした。
というわけで、2025年の夏ドラマの感想は以上になります!
全体的にいいドラマが多いクールで楽しめました。完走率も高かった。
また次のクールも、気になるドラマをウォッチしていきたいと思います!
