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『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』感想:今回はドラマ性重視。アクションはやや玄人向け。

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』ネタバレ感想です。シナリオやシリーズおなじみのアクションについて語っています。

本作は過去作に比べてやや評判が良くないようですね。

さっそく先行上映を観てきて、「いやいや、そんなことない」と言いたい気持ちと、「まぁ分かるよ」という気持ちが両方あります。 

 

アクションは、いつも通り「凄い」が「見ごたえ」にはやや不満

前作『デッド・レコニング』(2023)の批評家スコアは96%だったとのことなので、シリーズ集大成として期待値が上がりすぎていたのもあると思うけど、個人的にはアクションがいつもよりスケールダウンして見えたのが気になりました。

動きそのものや危険度は、いつもながらすごいことをやっているのはわかる。わかるけど、映画のワンシーンとして見ごたえがないと感じることがしばしばありました。

 

前作だったら、よく予告編で流れていた、イーサンがバイクで崖からダイブするシーンのような、絵になる見せ場がいくつかありましたよね。今作はああいった象徴的なアクションシーンが見当たりません。

前作のワンシーン。素人目にはやはり、こういう絵に惹きつけられてしまう

 

たとえば、潜水艦からの脱出パート。

潜水艦が深海に転げ落ちてしまい間一髪で脱出するのも、脱出後に想定どおりにいかなくてトムが心停止してしまうのも、そこに至るまでのシーンで、とても丁寧に説明&示唆してくれるので、良い意味でも悪い意味でも予想外なことはなにもありません。

あとはそのシーンをどれだけ面白くするかしかないのですが、水中の動きは緩慢で、見ごたえの点で劣ります。

顔がディスプレイに映っているように見える。音楽のPVなどで、こういう演出たまに見るよね

 

水中ヘルメットごしのトム様は、どうしたって格好良さが半減してしまう。動きがゆっくりで、画面も暗めで周囲の細かな動きも把握しにくいので、緊迫はしているけれど、やや間延び感もあります。

170分の長い映画のため、このシーンでトイレに行く人もちらほらいましたが、たしかにトイレにいくならここがベストだったと思います。

呼吸を忘れる迫力はあるが、爽快感には欠ける

ラスト近くの飛行機を使ったアクションも、落下しないように必死に飛行機にしがみついている時間が長く、手に汗握るのだけど、ワクワク感や爽快感がもの足りません。

総合格闘技でも、ずっと寝技の応酬だと玄人は喜ぶけど素人にはつまらなかったりするじゃないですか。今回は、玄人向けな時間が多かったように感じます。

 

飛行機の上で、しがみついたり、もみ合っている時間が長かった

 

飛行機同士のドッグファイトのシーンもあるにはありますが、『トップガン マーヴェリック』ほどの臨場感があるかと言えば、それはなかった気がする…。

ミッションインポッシブルは、トムの命を張ったアクションと彼の演じるイーサンというキャラクターの格好良さを堪能する映画だと思います。

そして、格好良さの一番の見せ場はアクションなので、そこが物足りないと、全体の印象がやや落ちてしまうのは致し方ない気もします。

シリーズの集大成としては、大満足の仕上がり

とはいえ、トム様がやりたいアクションをやりきっていて、これでミッションインポッシブルも見納めかもしれないと思うと、すべてが5割り増しで良く見えたのも事実。

ルーザーとの別れのシーンも捻りは一切なくて、本当にベタで期待通りの展開なのですが、シリーズファンとしては、ファイナル・レコニングに至るまでの二人の関係性や歴史が思い起こされて、胸が熱くなります。

 

シリーズ第一作目で登場した、人物(ダンロー)が再登場するのも粋な演出でした。

最初気づかなかったけれど、イーサンが宙づり状態で高セキュリティの金庫に潜入するシーンがインサートされるとはっきりと思い出せました。あぁ金庫のシーンで出てきたあの男ね、と。

まさか、スクリーンでこれを観ることになろうとは!

 

ダンローの登場以外にも、集大成ならではの演出があり、いつもはそんなに意識しないドラマ部分に心震えたのは、ファイナルならではのことだと感じます。

アクション映画で170分もあるにも関わらず、ずっと息つかせずに惹きつけられる作品はそうはありません。

 

まだ完全に終わりと明言されていないようなので、次回作にも期待したいです。

トップガンマーベリックのように、トムが指導者的な立場になった設定でも面白い気がするので、何らかの形でシリーズを続けてもらえると嬉しいですね。